制御盤は奥が深い!その仕組みと設計・制作のやりがいを紹介

皆さま、こんにちは。

さいたま市を拠点に関東エリアで工場などの電気工事などを請け負っているトナミエンテックです。


トナミエンテックでは「制御盤」に関する仕事を手掛けております。制御盤は工場や公共設備などの身の回りの多くのものに使われております。制御盤の組み立てやメンテナンスはとても奥が深く、やりがいのある仕事です。今回は電気工事業界で転職を目指している方のために、制御盤の仕組みや使われている場所をご紹介します。



■制御盤の仕組み



制御盤とは、機械やインフラ等の設備を電気制御するための、さまざまな機器を入れた箱のことです。制御盤の中身は、「動力回路」と「制御回路」のふたつのグループに大きく分けられます。動力回路は、機械やインフラ設備のの動力部(モーターやヒーター等)に電源を供給して稼働させるための回路。制御回路は、制御盤や設備の押し釦やスイッチ、センサーなどの入力信号信号を受け取り、動力回路を意図したタイミングで動かすための回路です。


構成する部品をより詳しく見ていくと、人が操作するためのスイッチや様々なセンサーの信号を取り込む部品、電源を入り切りするためのブレーカーやリレーユニット、周波数や電圧を調整してモーターを駆動させるためのインバーターやサーボユニット、そして司令塔の役割を果たしているシーケンサー(PLC)や機器の状態や操作を行う為のタッチパネルなどがあります。これらを組み合わせて、制御盤が完成します。


どれも制御盤には欠かせない部品ですが、特に重要なのはシーケンサー(PLC)です。シーケンサーとは、「シーケンス制御」を行うためのコントローラーのこと。そしてシーケンス制御とは、あらかじめ定められた順番通りに機械を自動的に動かす制御方法のことです。シーケンサーがあれば、スイッチひとつで機械に複雑な動作をさせることができます。


なお、シーケンサーとほぼ同じ意味の言葉にPLC(Programmable Logic Controller)があります。正確にいうと、シーケンサーは三菱電機製のPLC、つまり商品名です。現在はシーケンサーがPLCの代名詞として定着しているため、どちらも同じ意味で使われています。



■制御盤は身の回りの多くの場所で使われている



大型で複雑な機械の制御も可能にする制御盤は、電気設備を動かすためには必要不可欠な装置です。そのため、私たちの身の回りにある数多くの電気設備にも、大小問わず必ず制御盤が組み込まれています。


たとえば、スーパーやコンビニのショーケースや冷凍機、エスカレーターやエレベーターなども、制御盤でコントロールされる機械です。建物内の空調設備や、浄水場や発電所等のインフラ設備、大きいものだとダムのゲートも制御盤で動かしています。もちろん、工場の生産ラインや発電機など、産業用としても制御盤は活躍しています。


つまり、現代に生きる私たちの生活は、制御盤なしでは成り立たないのです。その組み立てやメンテナンスに携わるトナミエンテックの仕事は、社会を支える仕事といっていいでしょう。



■制御盤は奥が深い!モノづくりの楽しさ、社会貢献のやりがいも



「制御盤は奥が深い」。実際に制御盤の設計・組立に関わっている人の多くは、そう口にします。制御盤を組み立てる時は、各パーツの配置や配線のルートなど設計しなければなりません。これは難しいと同時制御盤の性能や使い易さや寿命そしてコストに大きく関わる場合もあり、奥が深くに面白い。制御盤が意図した通りにできあがって無事に稼働した時は、大きな自信と達成感を感じられます。まさにモノづくりです。


また、組み上げた制御盤が身近な場所で使われたり、知っている商品を生産するために活躍していることを考えると自分の仕事が社会の役に立っているという遣り甲斐も感じられます。コンビニに並んだ商品は自分が設計した制御盤の仕事で出来ていることを感じることもあります。機械や制御機器なので時々不具合も発生しますが、その原因を突き止めて修理した時も、社会を支えている自覚と喜びを持てるでしょう。モノづくりに興味がある方や社会貢献がしたい方には、制御盤の設計・製作は自信の持てる仕事です。


さらに、それほど体力や腕力を必要とする仕事ではないため、女性でも活躍できます。トナミエンテックでは、一定のスキルと経験、資格を持った方を随時募集中です。福利厚生や各種手当も充実、経験やスキルは給与にしっかり反映いたします。制御盤の設計・製作に興味のある方は、弊社で一緒に働いてみませんか? 積極的なご応募をお待ちしております。